おうちハックに挑戦してコンテストまで参加できた話
今回、IoT的なことに挑戦してみたので、ブログに書いておこうと思います。
生活デザインコンテスト出品
今回、大阪で行われた「生活デザインコンテスト」に応募し、出品させていただくことができました。
作品名は『家族の「ただいま」を教えてくれるキーホルダー』というものです。
家族の「ただいま」を教えてくれるキーホルダー | ナレッジコネクター + Idea.LinkData
これはQUALY社のSparrow Keyringという鳥の巣箱型キーホルダーを使ったもので、鍵を巣箱に戻すと「ただいま」、巣箱から出すと「行ってきます」を家族のスマートフォンに通知するというデモになっています。
いろいろ課題があって実際の運用まではできていないのですが、なんとかコンセプトを伝えられるところまで実装できました。
作品出品までの道のり
おうちハック発表会のLTに挑戦
コンテスト応募のきっかけは「おうちハック発表会」での発表でした。
このイベントを開催しているおうちハック同好会には、知り合いが多く参加しており、自分も発表したいと思い今回の作品を作りました。
自分はアプリ開発ならできるのですが組み込みは初心者で、とにかくRasbperry PiやArduino、それらに関する書籍を買って、何ができるのか、どうやったらできるのかをとにかく調べました。
最初のネタとして、Netatmoを使った、屋外の気温を朝通知してくれるアプリを作りました。Netatmoは組み込み知識が不要ですが、簡単にIoTを体感できる面白いデバイスです。しかしこの気温アプリ、妻に全然使ってもらえませんでした。朝携帯を全く見ない妻には、このアプリは意味がなかったようです。その代わりのネタを探したところ、先に述べたキーホルダーが面白そうだったので、鍵の検知をする方法を知り合いに聞いたりして作ってみました。
おうちハック発表会では、このときの経験した「家族に使ってもらうって難しい!」という題材で発表しました。やはり家族に自分の作品を使ってもらっている人は少なく、共感を得ることができたかなと思いました。またスライドで課題を共有したところ、会の後に解決策をいろんな方に考えていただきました。
www.slideshare.net
生活デザインコンテストへの応募
おうちハック発表会で、ある程度動くものとして作り上げられたことと、見た目の可愛さを評価していただき、生活コンテストへの出品を提案していただきました。
ポスターや作品資料など、いろいろ作成する必要があるのですが、これが結構大変でした。とりあえずデモとして動けばいいとガチャガチャ作っていたこともあり、作品資料とするにはもう一度自分のやったことを整理する必要がありました。特にプログラムやAWSなどについては、別件で持っていた有物を使って動かしていたところを解きほぐして、無駄な処理や構成を省いて精錬していきました。
資料はこちらに上がっています。一応初心者でも再現できるよう、頑張って書いています。
インターネットアカデミーでの発表会
開催後には、インターネットアカデミーにて発表させていただく機会をいただきました。
おうちでできるIoTを体験しよう!『生活デザインコンテスト 優秀作品発表会』8/27開催 - インターネット・アカデミー
実は生活デザインコンテストでは、ネットワークがなかったこともあり動くものを展示できなかったので、今回初めての人前でのデモになります。そこで、課題だった感圧センサーの低い認識率を、おうちハック発表会でいただいたRFIDのアイデアで解決してみたところ、デモとしてちゃんと動かすことができました。もう少し改良したらまた発表したいです。
発表した結果
おうちハック発表会での発表をきっかけに、いろんな経験ができ、またいろんな方と繋がることができました。 発表会で会った方が開催する、別のIoTの勉強会に呼んでいただき、そこでまたいろんな人の話を聞くことができました。 またインターネットアカデミーの発表会でも、コンテストに参加した方の素晴らしい作品を体験したり、また作者の人の話を聞くことができました。
さらに、「キーホルダーの人ですか!」「あのスライドみました!」と言ってもらえたのがすごい嬉しかったです。自分がIoTの世界に一歩踏み込めた気がしました。
まだまだこの作品は改良の余地があるので、引き続き取り組んでいこうと思います。